金融派生商品にも意義はあります。リスクを負っている人がリスクを減らす道具となるのです。たとえば、小豆を材料に製品を作っている会社があるとします。この会社は、小豆が値上がりすると大きな損害を受けてしまいます。そこで、小豆が値上がりした時に得をする金融派生商品を買っておくと、たとえ、小豆が値上がりしても損害を小さくする事ができます。一方、小豆が値下がりすると、金融派生商品では損をしますが、本業の小豆を使った製品の方でもうかるから大丈夫なのです。このように、金融派生商品はギャンブルの道具ではありませんが、元々リスクを背負っていない人は、買う必要がないのです。