6章:国の正体

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世界は変えられる?

センセ
センセ

「国」は客観的なもの、物理的なものと勘違いしてしまいがちだけど。皆の心の中にあるものだ。共同幻想といっていいよ。この話、1章で言った事と似てない?

太郎
太郎

えっ。1章? お金の話ですか?

センセ
センセ

そう。第1章で話したよね。単なる紙切れに対して、価値があるという思い込みを皆が持つことで本当に価値があるお金が生まれたんだ。お金も共同幻想が作ったものと言っていい。日本もお金も共同幻想だ。

花子
花子

だから、なんだというの? 幻想だからつまらないものだといいたいの?

センセ
センセ

あぁ、花子さんだ。よかった。花子さん戻ってこれたんだね。

えっと、幻想だからつまらないなんて話じゃないよ。その逆で、共同幻想で、国だとかお金だとか、すごいものが出来る。共同幻想のすごさを話したかったんだ。何もないところから、皆の信じる力で作れるんだよ。

花子
花子

でも、皆が、同じ事を信じるって大変なことじゃない。

センセ
センセ

その通りだよ。でも、新しい共同幻想ができる可能性はゼロではない。信じる力で「国と国の協力」を生み出す新しい共同幻想も作れるかもしれないんだ。

太郎
太郎

世界レベルの共同幻想ですか、ずいぶんと壮大な話ですね。壮大すぎて無理そう。

センセ
センセ

もちろん、すぐにはできないよ。でも、あきらめないで。夢をもとうよ。精神世界は自由だ。そして、夢を皆と共有できれば共同幻想として実現することになっていく。だから、まず、世界は変えられる。 そう信じる事からはじめてみようじゃないか。